韓国語を勉強していてぶち当たった壁の一つに、パッチムのㄴ(ニウン)とㅇ(イウン)がこんがらがる、という問題があった。
たとえば、「健康」をあらわす 건강.
겅간? 건강? がうまく覚えられない。
あるいは 「先生」をあらわす선생.
성샌? 선생? がうまく覚えられない。
あるとき、ㄴ(ニウン)とㅇ(イウン)には日本語とリンクする法則がある、と教えてもらった。
その法則とは「日本語で『ん』と表記する漢字語は、ほとんどがㄴ(ニウン)パッチムになる」というもの。
逆に、日本語で「ん」にならない漢字語は、ㄴ(ニウン)になることはない。
健康=け「ん」こう="건"강.
先生=せ「ん」せい="선"생.
生鮮(魚)=せいせ「ん」=생"선"
この法則を覚えてから、ㄴ(ニウン)とㅇ(イウン)を混同することがほぼなくなった。
例外…一部の単語は、ㄴ(ニウン)ではなくㅁ(ミウム)になる。
感謝=か「ん」しゃ="감"사
責任=せきに「ん」=책"임"
など。感覚としては、全体の5%くらいだと思う。
※ただ、漢字とハングルの対応ルールに基づけば、一度覚えれば応用が効く。
感動=감동 任命=임명 など
なお、漢字語のもとになっている漢字を正しく把握しないと、誤解することもある。
例)プレゼント=선물は「贈物」ではなく「膳物」なので선となる。
(韓国語で贈に対応するのは증)