ㅁ(ミウム)による名詞化

韓国語の勉強をしてきて「なんでこれを先に教えてくれなかったのか」と思ったことが多い。この仕組みやルールを先に教えてくれていたら、どんなに学習が楽に効率的になっただろう、と。

そんな、先に言ってほしかったルールの一つに
「ㅁ(ミウム)による名詞化」がある。

 

“~기”による動詞の名詞化はかなり初期で出会ったのに、ㅁ(ミウム)に出会ったのはずいぶん後の方だった。しかし、それまでに出会った単語の多くが、ㅁ(ミウム)による名詞化で出来ていた単語だったと後から知った。

 

たとえば

얼음. (얼다)

잠을 자다, 춤을 추다, 짐을 지다, 꿈을 꾸다.

도움. (돕다)

삶. (살다)

웃음 (웃다)

맑음, 흐림 (맑다, 흐리다)

などなど。

 

まあ、後から「こういうことだったのか」と分かることも、語学の面白さなのだろう。

 

 

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ついでに、「ㅁ(ミウム)による名詞化」について少し整理。

<1>形容詞は基本 ㅁ(ミウム)を使う

슬픔.

기쁨.

아름다움.

괴로움.

などなど。

 

<2>"~기” と ”~(으/우)ㅁ” の違い

"~기” :なにかをやる前の状態、主観的(自分がやる)
”~(으/우)ㅁ” :現在の状態/やったあとの状態、客観的(観察的)

例)
~~하기가 어려워요. (自分が/これから)〜〜するのは難しいです
~~함이 분명해요. (観察して/今、過去のこととして)〜〜している/であることは明らかです

 

<3>メモ書き等 体言止め的ニュアンスで使用

TODOリストを書くようなとき:기

“우유 사기, 아침에 달리기, 공부하기” などと"~기”を使う。
  →やったことリストだったら“우유 삼, 아침에 달림, 공부함”

 

ポストイットでメモを残すとき:ㅁ

“~~씨에게 전화 왔음” “어제 샀음” などと”~(으)ㅁ”を使う。
パンマルでもなくチョンデンマルでも無い表現。

 

パソコンの画面

읽음 既読

 

告示、公的文書等

“학생임을 증명함”
“출입을 금함 (=출입 금지)”